第二十三回 メダカの走流性 流れの方へ泳ぐ

アクワイアーサクラ:さいえんすじゃらん

メダカの走流性
実験1 マグネチックスタラーの上に水槽を置いて水をいれる。メダカかグッピーを10匹程入れる。マグネチックスタラーを回転し水流をつくる。メダカが水流に対してどのように泳ぐか観察してください。(ついでにメダカが水に逆らって泳ぎ始めたら暗くしてみて下さい。携帯の光で観察してみましょう。流れに流されてしまいます。川の魚は夜流れがあるところへ出ると大変です。流されてしまいます。魚はきっと夜は流されない物陰にいるのでしょう。流れを調べる器官はとくにないのではないでしょうか。視覚が頼りです。)
水の流れに逆らって泳ぐのが分かりましたね。でも本当に流れに逆らって泳ぐような性格を持っているんでしょうか。ひょっとしたら水の流れと同じ方向へでも泳ぐかもしれません。
水は →
   ↑ ↓
    ←  のように流れています。
実験2 右の図のような回転できる装置をつくります。洗濯ものを干すハンガーを使うと簡単にできます。上の図の水槽全体を覆うようにします。@水流なしで背景だけ回転する。Aマグネッチクスタラーを回転して水流をつくる。メダカが水の流れに反して泳ぐようになったら。外の背景を流れと同じ方向になるように回転する。

背景を回転しないとメダカは流れに逆らって泳ぎます。

後ろの背景を下の方向へ動かすとメダカは沈んでいきます。

実験3 背景が上下に動く装置を工夫して作ってください。背景を上へ移動させてください。メダカはどうするでしょうか。

メダカの走流性についてあなたは結局どう説明しますか。あなたの考え方をたしかめるために他の実験があればやってみてください。他の生き物でも実験したらいいかもしれません。アメンボは背景の変化について運動します。視覚で生きればこういうことになるのではないでしょうか。
注 この実験ではグッピーを使っています

背景が上へ動くとメダカは浮かんできます。

背景を流れと同じ方向に回転するとメダカは流れの方向へ流されるように泳ぎます。

この装置をこのまま90度固傾けると垂直平面で回転する水流を作ることができます。この場合メダカはどのように泳ぐのでしょうか。上下に移動する場合2つの方法があります。@泳ぐA浮力を利用 実験3では浮力を利用して移動しています。水流の強さによっては下向き上向きにい泳ぐことももあります。最下部写真参考
とっぷう