第13回 シロアリの道しるべフェロモン

アクワイアーサクラ:さいえんすじゃらん

アリとアリマキは共生関係 共生関係にあるというとすべて解決されたように聞こえますが、本当に解決したのでしょうか。私は何にも解決していないように思います。生徒がアリのバトルを見てみたいというのでここからいきたいと思います。簡単です。けれどもやってみると、アリを瓶に入れるのは結構難しい。入り口に返しをつけておくとやりやすいと思います。糊の中蓋の網の部分をはずして使うとよいでしょう。(幅約2cm薄い合成樹脂板を丸めてスクリュー管に差し込んで返しにした方が良いようでした。)瓶の口と返しの大きさが合わないので、両面テープを細く切って巻き付けると良いでしょう。でも、申し訳ありませんが同種のありの戦いは生徒実験ではあまりお勧めできません。時間がたつと戦いが起こらないことがあるからです。?砂を少し入れてください。もう少し事前準備実験が必要なようです。従ってここは工事中です  
右のようなアリ捕獲用の瓶を3個以上用意します。
1:A巣用1 2:A巣用2 3:B巣用 4:、、、、

実験 

A→←A  A→←B
自分の属するコロニーを理解しているらしい。その情報はどこにあるのでしょうか。
さて、いよいよアリマキです。この共生とはいったいどんな行動なんでしょうか。私はアリマキはアリの攻撃行動を抑制してしまう物質を出しているのではないかと思っています。そうでなければアリに対して生き物としての存在を隠してしまうシステムを持っているかだと思います。ダンゴムシがアリの間を歩いていきます。これはどういうことでしょうか。

シロアリではどうなんだろう。道しるべフェロモンは種によって決まっています。喧嘩をさせる物質は巣によって違います。異なる巣のシロアリを混ぜるとはじめは共存出来るように見えますが。その後戦いが起こるのか起こらないのか。

その後が大変です。仲間同士で戦いが起こります。攻撃の標的に化学的マークを付けるのでしょう。

振動する棒を攻撃に来ます

同種のありの戦い

実験
クロアリ→←クロクサアリ

もっと激しい戦いが起こります。砂が入らない管瓶中での戦いの跡にはきっと毒液がたまります。新しい個体を入れるとまもなく死んでしまいます。毒液の正体はガスクロマトグラフィーで解析できると思いますが、高等学校や中学校では無理でしょう。
透明シートを丸める
とっぷう