完璧を望まなければ全く簡単だ。これまでの苦労は馬鹿みたいだ。懐中電灯を持って、夜やれば良い。ハチが油断している時が良い。けれども、そうじゃなくてもそれほど危険はない。怒り狂うハチがいるけれども、私の姿はハチには見えていない。ハチが興奮して出てくることがあるが、下へ落ちます。このハチは多分明日、明るくなるまで巣に戻れないと思います。ひょとするともう巣へ戻れないかもしれないが、その後のことは確かめていない。

 箱のなかに獲ったマイアシナガバチです。巣ごとに名前をつけることができれば、これから観察しやすいと思う。背中にペンキで印をつければ良いだろう。ハチを相手にこれはちょっと難しいかもしれません。3mの筆で遠くからハチの背中に印をつければ良いわけだが、そんなことはとても無理だ。
 ハチを麻酔してしまえば良い。
ビニール袋に箱ごと入れて麻酔すればそれほど難しくない。麻酔の方法は高濃度の二酸化炭素かエチルエーテルを使えば良い。二酸化炭素は発泡入浴剤に水をかければ良い。簡単だ。けれども麻酔をやり過ぎるとハチが死んでしまう。麻酔が不十分だと途中で活動を始める。これは危険だ。さらに麻酔はハチを馬鹿にするかもしれない。巣に戻すのが非常に難しい。

この巣は橙色の巣だ。白の矢印で示す緑のアシナガバチはよそ者だ。どうしてこんなことになっているのかよくわからない。

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ハチに名前をつける