サイエンスじゃらんーじゃらん
           本当は ジュクじゃが
アクワイアー・桜

共生

スチロール球を巣に運び込むアリ

トップへ

このスチロール球をアリの巣の近くに置くと急いで巣穴に持ち運びます。ちゃんと確かめる必要がまだありますが。臭い付けをしていないスチロール球に対するアリの反応を調べていません。

面白い実験でたしかめる生物の不思議

マッサージ器の振動に攻撃を加えるアリ

庭にあるアリの巣を掘り起こすと、アリが攻撃してきて手に食いつきます。服じゃありません。食いつくのは手や脚です。きっと体表面に生き物を標すような炭化水素のような有機化合物が付いているのでしょう。アリが攻撃行動を取るのはそういった化学物質だけではありません。無機物質でも激しく動くものには攻撃します。顔面マッサージ器の振動部分に針金のような物を付けて振動させて、巣の近くに持っていくとアリが攻撃してきます。たくさんやってきますが、この時アリはなにか攻撃目印にするような化学物質を分泌します。攻撃対象の針金を除くと仲間同士で戦いを続けています。戦いの途中でこの敵目印化学物質が付くのでしょう。これらのアリはもう巣へ帰ることはできないだろうと思います。(緑の針金はマッサージ機に付いています。この映像では振動していないように見えますが激しく振動しています)

-面白い実験でたしかめる生物の不思議-

アリの蛹とスチロール球を入れて振る

アリとアブラムシの共生の話は有名です。ですが、ここで何が起こっているのでしょうか。共生という言葉ですべてが解決したように思うかもしれませんが、何も解決していません。私はアリマキはアリに対して攻撃行動を抑制させる化学物質を分泌しているのではないかと思っています。ならば蛹の代わりにアブラムシを入れて、スチロール球の代わりにアリを入れて激しく振ってやれば、攻撃抑制物質がアリの表面につくのではないかと思います。アリは異なる種では激しく戦います。全滅するまで戦います。ひょっとすると最後はどちらも全滅するかもしれません。体の表面にアブラムシの仮想攻撃抑制物質を塗りつけたアリを2種類同じ空間に入れても戦いは起こらないかもしれない。そう思って実験を始めました。けれどもいきなり想定外の事態が生じました。アリとアリマキを入れて振ると多分アリがびっくりして蟻酸のような毒性物質を分泌するのでしょう。どちらも弱って死んでしまいました。