下の画像は静止画です。そのままでも回転しているように見えますが、瞬きをするとさらに勢い良く回転して見えます。背景色と粒の赤色要素の差が大きいときよく回転するように思えます。もしかすると網膜の赤色検出器の数が多いことと関係するのかもしれないが、わからない。

駄目押し

蛇の回転
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蛇の回転9回

放射状の粒が黒くなって背景との違いがなくなると赤い帯と水色の帯が同じ程度に立体的に傾いているように認識することになって渦は現れません。

渦は書いていませんが放射状に粒並ぶと水色の面が手前に向くような立体構造として認識されます。放射上の粒を水色い帯の方へ描くと赤い渦が見えるようになります。

放射状に配置した粒の色を黒から灰色へ変えていきました。粒が見えるようになると渦はありませんが、水色の渦が見えてきます。どうして渦が見えるようになるのでしょうか。しかも赤ではなく水色の渦です。

同心円状に並んだギザギザの角を注意深く見ていてください。水色の渦が見える時はこの面が手前に見えるような立体に見えます。
 さて、粒の明るさを変えたり、背景の明るさを変えたりすると、ギザギザの角の立体的構造がちがってきます。

なお、粒は黒色に近づけているのですが、赤色の放射状の帯が現れてきます。

 網膜には立体は写りません。けれども、脳は立体的構造の理解をしなけれなりません。近くにあるもの遠くにあるものを認識できないと敵に簡単に捕まってしまうのでしょう。もっとも、お互いに立体を理解できなければそれほど心配することはないかもしれません。けれども、すごい生き物がいる。ちゃんと理解する能力を持たないと、生存の危機に脅かされるだろうと思う。だから脳は2次元の画像からあらゆる情報をうまく処理をして立体として理解する努力をしているのだと思います。
@立体は脳の理解に過ぎない。本当は幻なのかもしれない。
A2つの重なるものがあれば、上にあるものが手前にあるはずだ。真実を脳は知らない。
B斜めに集まる線群があると画像前後にどういうふうかに立体的に傾いていると理解する。
Cグラデーションを持つ平面はどちらかが画面前後に傾いているように見る。
D明るさが変わる境界線があるとそこで立体的位置が違うものとして理解する。
・・・・・・。ひょっとすると錯視の多くが脳の理解の仕方を探る手立てになるのかもしれない。
EA地点からB地点へ視線方向を変えると、A地点ははっきり見えていたのにきちんと見えなくなります。周辺視になり、視覚に関係する視細胞の数が減ります。そうすると今までより暗くなります。B地点は中央視となり明るくなりきちんと見えるようになります。どちらかで錯視が生じます。どちらかというのはまだよくわからないということです。きちんと見えるようになる時錯視が起こると思っていましたが、そうじゃないかもしれません。