猫はどちら向き?

向こうを見ていると想えば向こうを見ています。

視線方向を変えることによってA明暗Bピントを変えて立体情報を得る

多分猫は向こうを(ネズミ)見ているように思えます。

明らかにこちらを向いています。横の●を見つめると猫の目は消えてしまいます。向こうを見ていると誤解してもしょうがない。

@視線方向を絶えず変えて見る。
A明暗から立体を認識する
Bピントのあい具合 焦点の位置を変えながら見る
C両目で見る。
D線や面の重なり具合から

猫のシルエット 猫はここからやって来ました。
http://www.nekohon.jp/zzzz-t-i/t-irust1.html

この猫はどちらを見ているのでしょうか。次の猫の行動を予測するのに必要です。平面でしか見えないとこういうことが起こります。

目は本を読むために、インターネットやTVを見るために発達したわけではありません。外界を認識し、敵に対して速やかに何らかの行動を取るために進化してきました。けれども目の限界は2次元の画像しか得られません。外界の立体的構造はわかりません。

網膜に投影される小さな像は2次元画像です。立体構造は脳が経験によって理解するしかありません。

猫の画像は同じです。猫は向こうを向いているのでしょうか。こちらを向いているのでしょうか。

目は外界の3次元の世界を2次元平面でしか見ることができません。けれども、安全に生き抜くためには立体的に知ることが重要です。多分目は色々な方法で脳へ立体的認識に必要な情報を送っています。

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